チェコのフランツ・カフカ協会は23日までに、プラハ出身の作家フランツ・カフカ(1883-1942年)にちなみ、民族文化の重要性を喚起することなどに貢献した作家に贈られる文学賞「フランツ・カフカ賞」を、作家、村上春樹氏(57)に贈ることを決めた。
同賞は2001年創設で、今年が6回目。04年にオーストリアの女性作家、エルフリーデ・イェリネク氏、05年に英国の劇作家、ハロルド・ピンター氏が受賞。両氏はいずれもその年にノーベル文学賞を受賞している。
ということでですね、村上春樹氏が頑張りました。
急に頑張ったんじゃなくて、ずーっと頑張ってたんですが、
まあまあ、ね、受賞ということで喜ばしいことです。
ボクも大学に入った頃からもう10年以上、氏の作品を追いかけているわけですが、いつもなかなか唸らされます。
ボクは塾で偉そうに論文の先生なんてやっていますが、実際に高校や大学で論文の授業を受けたことはなく、ボクの文章に関する知識はほぼ100%、村上春樹氏の文章を分析したものです。
彼の文章は高度に緻密で、よく練り込まれています。そして素晴らしいのが句読点の使い方です。それはもう実に見事です。
ここで詳しくは述べませんがまさに絶品。
ボクの論文の授業でもしばしば氏の文章を取り上げます。
だって、あれが手本ですもんね。
日本の書の手本が空海の手なら、
日本の文の手本は村上春樹ですよ。
まだ読んだことがないというかた、
是非是非、ご一読を。
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