感謝の気持ち。
ちゃんと言わないと相手には伝わらない。
のは勿論分かっているけれども。
ボクらはいろんな親切に囲まれて生活している。
目に見えて気付きやすいものもあるし、
目には見えず、気付きにくいものもあるが、
驚くほどたくさんの親切が、ボクらを包みこんでいることは間違いない。
「ありがとう」
と言えばいいだけのことなんだけど、
口にするのも何だか気恥ずかしい。
道を譲ってもらって嬉しかった。
ドアを開けてもらって嬉しかった。
落としたものを一緒に拾ってもらって嬉しかった。
挙げればきりがない。
確実に聞こえたであろう『屁』の音を聞こえないフリをしてくれた、息を止めたその顔が歪むのを必死でこらえているあの人へ。
耳元で、聞こえるかどうかギリギリくらいの空気の振動で「チャック、開いてますよ」とささやいてくれたあの人へ。
親指で鼻の穴の片方をヒョイヒョイと押し上げるしぐさだけ俺に示して、「鼻毛でてるよ」と目で教えてくれたあの人へ。
こえにはせず
ありがとう
と思う
************************
いや、違うけどね。
筆で書いたときはこんな話じゃなかったけどね。
手がね、、、動いちゃって、、、ね。
0コメント