今日からサマータイムが始まりました。日本との時差は2時間(豪先行)になります。
さて、昨日はこんどやる書道教室の作品展の締め切り日で、それぞれ提出作品を選んだんです。
各々生徒の作品をホワイトボードに貼りその中から1枚選ぶんですけど、
ある3人の作品のとき、僕が選んだあと、どれを選んだかは言わずに、ある小学生の男の子にも選ばせたんですよ。
そしたら全部僕が選んだのと同じものを選んだんですね。
これって簡単なことじゃありません。
紙面の空間の処理の仕方、文字の結体のよさ、
太細長短の妙味、文字同士の絡みの距離感、
線質の高さ、最適な墨量、
そういった様々な要素のバランスなどを加味して選ぶんですから、単に「好み」が一緒とかっていう問題ではありません。
彼は大人顔負けの字の上手さで、
ボクの書道教室のエース。
その技術にについては周知だったんですけど、
目もずっと磨いてきたんですね。
目を持っているというのは大きな武器。
もちろん今は感覚が先行しているはずで、
理論的なことは後追いの形でついてくるんだとは思うんですけど、
それはまだ小学生なので当然のことで。
でもちょっと感動に近いものがあったんですよ。
残念ながら彼はお父さんの仕事の関係で日本に帰国しちゃうんで、ボクがずっと見ていてあげることはできないんですけど、
これからも頑張って欲しいと思います。
今日のシドニーは雨です。
明日は休日です。
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