ろくでなし
[ 語源 1 ]
陸とは平らと言う意味で、たとえば大工仕事で 「 陸でない 」は平らではないことをさしていた。その為に、傾いている物、正常ではない物、使えない物を 「 陸でない 」 とした。ろくでなしは、そういう人間、ということ。室町末期から江戸時代にかけて現在のような打消しを伴うようになり、 「 まともでない 」 という意味になる。
[ 語源 2 ]
「6」は「 完全数(その数自身をのぞく約数の和がその数と同じ) 」 の最少数字なので、元々完璧と言う意味に使われていた。
それで「6じゃない」→「不完全」と言う意味で 「 ろくでもない 」 と言う言葉が生まれた。
[ 語源 3 ]
江戸時代、武士の給料 は「 俸禄 」。この俸禄をちゃんと貰えないようなヤツは、どうしようもないヤツということ。
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