Filming

というわけで、昨日12月20日は朝からフィルム撮影の仕事だった。

7時にオフィスに迎えに来てもらって、一路スタジオへ。

スクールホリデーのスタートしたシドニーの朝は道路の込み具合も随分と緩んでいる。クリスマスホリデーに入った人たも随分いるに違いない。

スタジオ到着後、たいした説明もないまま撮影に入る。

スタジオはなんというか、かなりかっこよかった。外壁の落書きのクオリティがかなり高い(写真)。

クローズの三池監督ならこの路地を撮りたくなっちゃわないだろうか。と、全然会ったこともないけど、三池監督に教えてあげたくなった。ここで乱闘シーンがあってもいいんじゃなかろうか。

詳細を聞かぬまま、大書をしてほしいということででかい筆やらバケツやらは準備していったのだが、まさかバケツに墨を入れるところからカメラを回されるとは思ってもみなかった。

「え、俺? 俺撮るの?」と思うだろ。思うよ。そりゃあ思う。ふつう思う。

こんなことなら髪の毛をもうちょっとちゃんとセットしてひげも剃ってくるんだったよ。1か月くらい前からちゃんとダイエットして、もうちょっとシュッとしといたのに。。。

が、俺のそんな思いはお構いなし。

紙をセットし、文鎮代わりのレンガのかけらを置き、大筆の毛をバケツの墨に浸し… という一連の動作をカメラがずっと追ってくる。 おいおいおい、なんだこりゃ。

「ドキュメンタリーだよ、ドキュメンタリー。」

カメラマンの太っちょがにたりと笑う。

えーーーーー、しらんやーーーーん。

月曜に仕事が決まって、水曜にもうこの状態。

撮影っていうから一応爪は切ったし、(比較的)まともな靴下も履いてきた。手元足元は映るだろうから。でもこんな顔の真横にカメラきちゃダメじゃん。

あれよあれよとやってる間に、ドアから颯爽と主役の方が登場。その主役の方に俺が絡むみたいな感じのストーリーのショートフィルムになるのだろう。

絡むと言ってもさっきの落書きの壁のところで乱闘するわけではないけども。

会社内部むけの、ということだったので一般公開はもちろんない(あったら大変じゃ)。1月中旬には編集が終わるだろうということだったが、どんなものになるのか。はてさて。

いやいやいや、というわけで、

そうなのだ、いろんな仕事があるのだ。

企業のみなさん、ご依頼待ってます。

RENCLUB/Ren Yano

REN Yano -Japanese Calligrapher gained Australian PR as an artist. In 2010 his work 'place of origin' became a national property of JPN. Also he was conferred Consul-General's Commendation on in 2016.

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