昼間の会社を5時で終え、
チャツウッドにある塾に向かいます。
貧乏暇なしの言葉通り、寸暇を惜しんで働きます。
『働けど働けど我が暮らし楽にならず、そっと手を見る』
石川啄木
啄ちゃんでさえそうだったので、
ボクがそうでも仕方ありません。
いつになったらまともな生活が送れるんでしょう。
さて、
塾には今日からスタートした数学の先生(男)がいて、
授業が終わった後、その先生と話をしたんです。
「小論のヤノです」←ちょっとクールに。
「XXXです。宜しくお願いします。」←丁寧
「日本でも塾講やってたんですか?」←丁寧さに安心
「いや、初めてなんです。まだ大学生なもんで。」←笑顔が爽やか
「そうなの?」←そんなに若いんかよ。
「はい。シドニー大学に行ってます。」←エリート
「で、何を勉強してんの?」←流れで。
「宇宙物理学です。」←平然。
「う、う、宇宙物理学?」←不意打ちに面食らう。
「はい。」←あくまで平然。
「そ、そう。オレ星持ってるよ。」←見当違いの見栄っ張り。星については過去日記参照
「はっ?」←不意打ち。やったもん勝ち
「あ、いや、いいんだ。将来は何になるの?」←話題転換
「宇宙飛行士です。」←自信満々
「は~っ?」←逆転負け
ボクはこれまで、
「宇宙飛行士」になりたいと思っている、
しかもそのために勉強している人間に
こんなに間近であったことがありませんでした。
宇宙物理学をやる宇宙飛行士
生物学をやるたたみ屋、
鉱物学をやる金物屋
文化人類学をやる葬儀屋
みたいな勢いがあります。←深い意味はない
しかしまあ、
何か常人には想像し得ない
突飛で難解なことやってそうですよね。
無重力中でのカップヌードルの食い方とかは必須でしょうね。
また一人、ボクの周りに一癖ある人追加。
塾には宇宙飛行士と書家
家には水球元全日本とフリークライマーと書家。
類は友を呼ぶといいますが、
違った意味で集まっちゃうのかもね。
0コメント