午前中のお稽古のあとタウンホールまでいって、中国書道のワークショップを見てきた。中華新年関連。
ワークショップというよりはメンバーの各自がひたすら書いている。書をやっていた(中国画もあり)おじいさん三人のうち二人はなかなか大胆に塗り直しwしてくる。塗り絵している状況と変わらないんじゃないかというくらいまで許容するなら、日本の書道とでは認識も技術も学び方が違うということになろう。
もう一人はかなりの達人だった。彼がこのグループの先生的存在だろう。この達人、とりつかれたように作品をかいては落款印を押し、その辺の人にくれてやる。そして葡萄をムシャムシャ食っては、異物をペッするのだ。もう、ほんと、そこに。そしてまた書き始める。
エチケットのことはおいておくとすれば、その達人の書きっぷりはとても素敵だった。筆運びも大胆でかつ軽快だし、その動きにちゃんと穂先がついてきている。懐も広く、空間を美しい線でリズミカルに区切っていく。漢字のことをよく知っていないとこういう芸当はできないから見ていて楽しい。
と感心していると葡萄をとってきてムシャムシャ…ピェッ
いろんなところが日本とも日本人ともちがうなと再認識して、電車乗ってお稽古に戻った次第。
その前に、駅近くに最近できた弁当屋でお昼(3時前だった)を買った。
何人か自分の注文した弁当ができるのを待っていたわけだが、ある弁当が厨房からレジにいる人のところへパスするための棚にポンとのせられたーーーーーーまましばらく放置されていた。
待っている客はもちろんその弁当に注目している。弁当が送られてきた瞬間に自分のができたんじゃないかと身を乗りだす。その気持ちはよくわかる。
しかしレジの女の人は気が付かないのか、レジわきで全然別のことをやっていて、弁当には見向きもしない。誰かが何個かまとめて弁当を買っていて他ができるのを待ってるんだろうな、と俺は勝手に思いつつ、自分の弁当ができるのを待つ。
で、次の弁当が厨房から送られてきたときに、レジの人が厨房の人に注意された。その放置された弁当のことだ。できているのに渡していないってわけだ。それはおねえさん怒られて当然、文句は言えん。待ってる人はこんなにいるんだから。あのお兄さんなんて同じ首の角度でどんだけスマホいじってると思ってるんだよ。首の血が固まっちまうよ。そうなったら首をレンジでチンするしかないよ。その弁当と一緒にチンしちゃえよ。
というわけで、こりゃやばいな、と思ったよ。みんな最初からその弁当見てんだから。ずっとほったらかされてたことみんな知ってるんだよ。おいおいこれさっきからずうううっとそこに置いてあった奴じゃねえか。もうぜんぜん冷めちゃんてんじゃねえかよ、ああ、どうしてくれんだよ、あ"あ"っ?とかなんとか言っちゃって、そこのおじさんだったら怖いよー、ビビらせまくられちゃうよ。
「799」とお姉さんはさほど大声とも言えぬ声で言った。
ほら、799、誰だ、799。お兄さん?それともそこのおっさん?女子学生二人組か?
誰も動かないので手元のレシートをふとみると…。
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